ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

『岩田さん』を読んだ(立ち読み)

先日嫁さんと本屋さんに遊びに行った時にこの本が目に付いた。糸井重里さんのほぼ日が任天堂の元社長岩田聡さんを取材した内容をまとめた本。その時少しだけ読んで、今日改めて立ち読みしてきた。

印象に残ったのは仕事の優先順位の付け方の話。

「やった方がいい仕事は実際にできる仕事よりもたくさんある。でもやった方がいい仕事を全てやろうとすると倒れてしまうので仕事に優先順位をつけなくてはならない。

優先順位の付け方は、簡単に言うと得意なことを優先して不得意なことはやらないようにする。会社として得意なことをやろうとする集団でありたい。
では得意なことをどのように判断するのか。
同じ100の力をかけた時にある仕事は喜んでくれる人が10しかいなかった、ところが別の仕事では同じ100の力で喜んでくれる人が500いた。後者を自分たちの得意な仕事と判断して、前者の仕事にはなるべく力をかけないようにする。一生懸命やったのに見返りが少ない仕事を続けているとだんだん苦しくなってくるからだ。」
ざっくり言うとそんな話だった。

僕の今の状況がまさにそうで、やった方がいいことは体がいくつあっても足りないくらいあって、だからどれをやればいいのかがよくわからなかった。
この岩田社長の考え方はとても理にかなっていて、わかりやすい。やった方がいいこと、は少しでも喜んでくれる人がいた場合それを切ってしまう判断はなかなかできないものだが、体は一つしかないし時間は有限だ。全てを選択することはできないのだからどれかは切らなくてはならないのだ。
そのことがよくわかったし、どれを切るかについても、この考え方は大いに参考になった。

つまりそうなると優先順位の上位に来るのはこのブログと漫画だ。楽しんでくれる人の声が一番聞こえてくるのがその2つだからだ。今年は一年を通してこの月曜更新の文章メインのブログとその他に週に一つは漫画を載せたいと思う。

あともう一つ、この本の中で印象に残ったのは岩田社長の考える天才の定義で、それは人がつらくてとても続けられないようなことを苦とも思わず黙々とやり続けられる人のこと、と定義されていた。
それを苦と思ってやる人は苦と思わずにやる人には絶対に勝てないとも書かれていた。

その通りだと思う。

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。