詩
肉体との同一性を失いたいと思う。 自我(名前、あるいは意識される自分、人から見られることにより成立する偶像)との同一性を失いたいと思う。 その上でこの世のあらゆるものを読み、あらゆるものを書きたいと思う。 それはわがままだろうか?上記2つの同一…
面白いことがしたい。面白いと思えることをずっとしていたい。死ぬまでワクワクしていたい。 今ある状況が面白くないなら面白くなるようにしたい。酒が必要なら酒を求めよう。 漫画が必要なら漫画を。 旅が必要なら旅を。仕事が面白くないならそれも面白くな…
負けて浄化されろ。その結果が嘲笑や落胆であっても、自らに正直であったならそれ以外に善い道は想定されない。負けまいとして偽り、勝ったフリをすることこそ己を追い詰める恐ろしい悪だ。そっちはもう自責と後悔の海に溺れる以外、手立てがないぜ。負けろ…
柔らかく温かな灰色の砂を食もうとした 無神経に無作為に伸ばされたその手を 君がつかんだ 僕は驚いて君を振り返ると もうすっかり旅支度は整っていて 僕たちの間には幼子が一人 君の指差した方角は真っ暗で 海とも空とも見分けがつかず しかし日を飲み込ん…
完璧などというものはあり得ないのだから。綺麗でなくていい。綺麗さよりは速さを。細やかさよりは勢いを。規律よりは奔放を。今はそのように思ってゐる。
いつもこうなる。すきま時間を見つけることが大事だ。ゆっくりできる時間などどこにもない。時間を持て余していた若き日々は過ぎ去ったのだ。仮面をかぶって見つからないよう息をひそめてるすきま時間の正体を暴け。見ようとしなければそれは見えない。そい…
僕の持つ喪失感の根源は、自然との分離であったと先頃分かった。僕らがもういらないと、捨て去ってしまったものこそ本当に必要なものではなかったか。失ってしまった者が、失われつつある若者に、更なる喪失を促している。そうして建てられた砂上の楼閣。根…
潜ろう 暗い水の中へ 深い海の底へそして息をするんだ 目を閉じて 耳をふさいで
それは救うつもりなのか、それとも殺すつもりなのか。そうして「できる」というまやかしを生徒に与え続け、実際には何一つできず「管理される」能力にだけ長けた廃人同様の人間を育む。友情ごっこ、勉強ごっこの果てに獲得するものは自分に対するおぞましい…
若い頃に書いたものです。
本当はもっと何もかも削ぎ落とした骨みたいな文章が書きたいと思う。だけど、いつも余計なものがくっついちまってだらしなく、気だるい。書くことに慣れるのもまた弊害だ。慣れは惰性を生む。骨だけでいい。骨だけで。
虚ろな言葉の隊列が今日も行く ものすごい数で ものすごい速度で今日も行くだけど誰も見ちゃあいないのさ語りかけることも知らず 語りかけられることも知らない 悲しい言葉の隊列 屍のような 亡者のような
僕と君で二人 海沿いを走る夕暮れ時の海は白とクリームみたいな青が入り混じるオレンジも入ってると 君は言った暗く静かに沈んでいく景色夕闇が僕らを抱きにきたんだ小さなライトをつけて その腕の中を車は走るここにはもう誰もいなくなってしまって世界は僕…