民俗学メモ
また牛は野宿できるが馬の場合は馬宿に入れないければ夜を過ごせないことが多かった。このため大きな荷をつけて奥まで運ぶ場合は牛を使うことがほとんどだった。加えて昔の日本の馬は小さくてヨタヨタしてたらしい。そういえば同じことが司馬遼太郎先生の『…
今日は二十四節季の夏至。一年で最も日が長い日。鮎の季節ですね。7月1日からは祇園祭だけど、今年は山鉾巡行は中止されるそうな……。寂しい。図は中学の頃覚えた地軸の傾きと太陽と季節の関係図。これを見る度同じく中学の頃覚えた麻雀の親決め、配牌を連想…
参考文献:野本寛一(2008)『生態と民俗』講談社.ゆえに榛の木の生えているところは焼畑に適した場所とされ、焼畑の輪作を終えた休閑地には榛の木を植えた。 また榛の木は神様の足とされ、絶対に切ってはいけないと言い伝えられる場所もあった。 僕はいつも…
三番子がやかましく騒ぎ立てるのは、9月の旅立ちを前にたくさんのエサをもらい一刻も早く体を作らねばならないから。ツバメは春を呼ぶ鳥。海の向こうからやってきて、たくさんの子を産み、育て、帰っていく。 増殖と繁栄を象徴し、竹取物語に「燕のもたる子…
参考文献:野本寛一(2008)『生態と民俗』講談社.ウミガメがオキの方で産卵した年は大きな台風は来ず、オカの方で産卵した年は大きな台風がたくさんくると伝えた。漁師はウミガメの卵の位置を探り、その位置よりも必ず上に舟を上げたという。 神話やお祭り、年…