ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

講師登録(2023/2/13〜19)

4月から神奈川へ移ることを念頭に、先週は講師登録の作業に追われていた。東京で新しい仕事が始まるが、それだけで一家4人食べていくのは厳しい。加えて、その新しい仕事をしながら非常勤もやる、というのが僕が関東行きを受ける条件だった。神奈川県と東京都に講師登録したが、公立学校の講師登録と一口に言っても自治体によってずいぶん違うんだなあ。

大阪のものは非常に事務的で、履歴書も何も提出した記憶がない。ただ、教員免許状のコピーと住所、連絡先を書いた指定の用紙を提出しただけのような気がする。10年も前の話なので記憶は曖昧だが。

神奈川の講師登録は市販の履歴書を一枚提出するだけ。郵送でもOKだったので簡易書留で送った。履歴書を書いていて、この10年の間に6校も勤めたという事実に改めて驚いた。正教諭なら10年で2校ほどではないか。廃校になった学校から定時制まであちこち行かせていただいた。まるで遊牧民みたいだな。

東京の講師登録は電子申請で、教員免許状の番号やら、これまでの勤務履歴やらを事細かに入力した後、最後に「主体的・対話的な深い学びの実現のため、あなたはどのような授業を展開するか」との設問まで設けられていた(500字以内)。一応500字みっちり書いたが、散々ムツカシイことを書いた挙句、最終的な結論が「楽しけりゃそれでいい」になってしまった。ウソを書いたつもりはないがそんなライトな締めくくりで大丈夫か。
なお、東京のものは電子申請して、その申請に合格して初めて講師として登録されるらしい。もしかするとどこの自治体より登録手続きが煩雑かもしれない。良い講師を得ようと自治体側も必死なんだろう。講師の世界ほど当たり外れの大きい世界もない。

あと、横浜市にも講師登録しようと思っているが、横浜は面接が必要なようだ。それはそれでややこしい。僕は今奈良に住んでいるからだ。学校が講師を探し始めるのは大体3月中旬で、それまでに講師の目星はつけるだろうからできる限り早く講師登録したいが、関東へ行く機会がなかなかつかめない。気持ちばかり焦らせていたが、今日もう一度講師登録のところを一番下まで読んでみて、オンライン面接があることに気がついた。もうちょっと上の方にわかりやすく書いてくれ。とりあえず、今度のオンライン面接に参加することにした。

とまあこんな具合で講師登録についての手続きがひと段落はいいが、今度は引越しの手続きをしないといけない。学年末テストの作成、採点も、成績処理も。大阪を離れる前の飲み会の数々も。何より、大阪を離れる前に全生徒に買わせるべく作っているラインスタンプ第二弾を完成させなければならない。それだけは何としてもやらなければならない。

やらなければならないことが山のように降ってきてわけがわからん状態だが、そのような状態の方がかえって力がみなぎってくる感じがする。やることなくてボーッとしてるときの方が生命力のレベルが低い。まあ酒飲んでフラフラしてるだけの毎日も大好きだけど。

人生を変えるには引っ越しが一番手っ取り早いとどこかで読んだ気がするが、きっとその通りだろう。環境も変わる、人との付き合いも変わる。神奈川に引っ越したら、きっともう前みたいに酒飲んで川眺めながらボーッとしてる、みたいな時間は無くなるだろう。だけど、それも悪くはないさ。

人生を大きく変えて、ワクワクする方へガンガン突っ込んで行きたい。