ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

開業届を出した

新年明けましておめでとうございます。元旦からえぐい分量の日記を上げたために、そして元旦から続いた酒と酒と酒のために、なんだか放心状態になってしまってブログに触れようという気になれなかった。1万字を超える日記を書くのも考えものだ。
小正月とはよく言ったもので、15日を越してようやく気分が落ち着いた。

先日、次年度どうするかとの話し合いが嫁さんと持たれた。春ちゃん(息子)の保育園のこと、嫁さんの仕事のこと、僕の稼ぎのこと。余裕のない生活もつらいなと思った僕は「次年度は常勤講師になろうかなあ」とボソッとつぶやいた。嫁さんは「それでいいの?」と言った。「常勤になってお金に余裕はできるだろうけど、あなたのこれまで一生懸命にやろうとしてきたことが、ようやく芽が出そうになってることが、全てストップして台無しになってしまいそうな気がする」と言った。意外だった。

僕は嫁さんの期待を勝手に想像していた。それで「常勤に…」などとまったく心にもない、全然やりたくないことを口にした。勝手に人の期待を想像して、勝手にそれに応えようとした。そして己を殺そうとした。

彼女は続けて言った。「押し進めるなら教員の方ではなくて、あなたのやろうとしていることにもっと力を入れてくれる方がいい。その方がきっと楽しい」
僕は脳天を固い棒ではつかれたようになって、頭がクラクラした。

それでとにかく、すぐに開業届を出そうと思った。中身がどんなでも、まず形が必要だと思った。そうしなければ何も新しく始まらない。僕は中身ばかりこしらえて形を持っていなかった。店構えの無いラーメン屋のようなものだ。併せて青色申告申請書も提出した。できるかどうかなんてわからない。ただ、新しい環境を求めるなら、去年までの自分とは180度違う動きが要ると思った。何かを変えようと思うなら必ず。

一昨日、開業届は提出された。僕にはちょうど良いタイミングであったと思う。2022年はのっけからすごい動き出しになった。良い年になりそうだ。
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