ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

エアコン

週一の更新は明日だが、ちょっとしたことがあったので書く。


2年前に割とフンパツしてエアコンを買った。ダイキンの14畳用のもので、家全体の空調をそれ一台でまかなうためにハイスペックの、しかも200V用のものを買った。自動お掃除機能付きのもので、価格は20万前後だったと思う。

それで2年経って、元気に動いていたのだが、どうにも効きが悪い気がする。一年前にどれぐらいの効きだったかなんて覚えてないし、ダイキンだし、自動お掃除機能ついてるし、まあこんなもんだったかなと思いながら使い続けていたのだが、今年の冬になって26度に設定しているにも関わらず部屋の温度が上がらなくなった。どのようにエアコンの設定を変えても部屋の温度計が21度以上を指し示すことがなく、とにかく寒い。部屋の中でアウターを着なければならないほど寒い。エアコン自体も「ゴーゴー」と、嘘みたいな音量の風を出している。エアコンの音のせいでテレビの音が全く聞こえないほどだ。さすがにこんな音はしてなかった気がする…。

嫁さんの友人がうちに来ることになって、その前に嫁さんがエアコンの掃除をしようとエアコンを開けたところ、フィルターはホコリだらけで、自動お掃除機能のエアコンを掃除するワイパーもホコリがかたまって泥まみれだったそうで、自動お掃除と称して泥をフィルターにこすりつけているような状況だったそうだ。掃除機でホコリ吸い取り、布でフィルターを拭き取ると、エアコンの音も効きも劇的に変わった。

風量を最低、温度は21度の設定で簡単に部屋の温度が22度を超えてしまうようになった。暑くて設定温度を20度に変えてしまうほどだ。音も突風吹きすさぶ以前の音はなんだったのかと思うほどに静かだ。テレビもよく聞こえる。なんだこれ、本当に同じエアコンか。フィルター掃除でこんなに変わるものかと驚いた。と同時に、本当はデキるエアコンに、何重にもマスクをつけた状態で鞭打って全力疾走させ続けてたような気がしてしまって、とても申し訳ない気持ちになった。君、本当はめちゃくちゃすごかったんだね。

以前使ってたエアコンはそんなにフィルター掃除しなくても大して性能は変わらなかったように思う。自動お掃除機能がついてるエアコンなら、なおさら掃除なんてせんでええやろ、と思っていたがどうやら逆のようだ。スペックが高いからこそホコリに敏感なのかもしれない。夏と冬と、これから半年に一回は必ず掃除してあげるようにしようと思った。

フィルター掃除のおかげで暖かく、静かになった我が家。