本格的に仕事が始まった。そして予想通り時間がなくなった。
2年の世界史プリントに続き、3年の世界史プリントの一枚目も出来上がったが、作るのに大体6、7時間かかってしまった。2、3年両方併せて週に4枚作るとなるとそれだけで大体30時間ぐらい取られてしまう。
プラスもう一校の予習（そっちの学校は他の先生が教材を作って下さる）の時間を考えると、かなり計画的に動かないとブログを書く時間が取れない。ちなみに僕はブログを書くのもかなり遅い。細かいとこに変にこだわる癖があって、一文のほんの一カ所を変えるのにものすごく悩んだりする。1000文字そこそこの文章を書くのに4時間ぐらいかかることも。詰まればもっとかかる。
プリント作りに週30時間、土日はゆっくりするとして5日で割ると1日6時間、ブログが長くかかって4時間、計10時間。無理だ。仕事が昼までの日でもこれだけで他は何も出来なくなってしまう。
仕事をしながら毎日更新している人は一体どうやってそんな離れ業をやってのけてるのだろう。
500文字以内の文章なら、それもまあ「もしかしたら」出来なくはないかとも思うけど、中には1500文字以上を毎日書き続けている人もいたりしてびっくりしている。書き続けていれば書くのも速くなるんだろうか。にしても限界はあるだろうし……
何より毎日それだけの分量を書くなんてことは、莫大な精神エネルギーの持ち主でなければ出来ることではない。
具現化しているかどうかは別として、そういう人は本気でスタンド使いなんじゃないだろうかと最近疑いを強くしている。
今日は2年生に世界史の授業の説明をした。
「完成されたプリントを渡します、つまり皆さんが授業でやらなければならないこと、というのは基本的にはありません」と言ったところで教室がどよめいた。
「先生、僕らはそういう授業を受けたことがありません」
そりゃ当たり前だろう。俺だってやったことねえんだから。
