ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

非常勤講師の懐事情と更新停止のお知らせ

僕は今高校で非常勤講師をしている。私立には月給制のところもあるが、公立は基本コマ給だ。1コマ(50分)大体3000円の給料になっている。時給約3000円、ということで結構いい金もらってんじゃん、と思われがちだが、その1コマのための準備に1時間以上かかる。特に今年は時間のメチャクチャかかる変なプリント作りを始めてしまったため、準備の時間と授業時間を合わせれば時給は1000円に満たない。

なおかつ、非常勤は授業をどれだけこなしたかによって給料が決まる。つまり、授業の無い夏休みは給料が出ない。すなわち無給。圧倒的無給。

30半ばを迎えた男が夏の暑い日に、「くぅー、今日も暑いねえー」とかなんとか言いながら、働きもせず家でクーラーをガンガンにかけてひたすらゼルダの伝説Breath of the wildをやり込む……どうだろう、「許されざる者」というタイトルがピッタリな、なかなかの画ではないか。僕が嫁だったら言うだろう。一言「働け」と。

だから、というわけではないが、毎年夏は出稼ぎに出る。この出稼ぎの方が先で、高校の非常勤講師の方が後にやり始めたことだ。夏の出稼ぎを優先したいがために非常勤の形態を取っていると言っても間違いではない。文字通り出稼ぎだ。無給の分の給料を僻地で稼いで帰ってくる。もちろんインナーの仕事ではない。超アウターのお仕事だ。日がな一日中外に出っぱなしだ。純粋なる肉体労働だ。普段とは違う環境になるし、ゆっくりブログを書く時間はおよそ取れそうに無い。それは無理だ。もう何年も経験しているのでよく分かる。プライベートの時間などという平常、人が享受しているものはそこでは皆無なのだ。出稼ぎの毎日は飛ぶように過ぎていく。

今電車の中でこれを書いている。まさに僻地へ向かう途中だ。つまり今日から1ヶ月間、ほとんどブログを更新できない。
最近読んでもらえることも多くなってきて、それがすごく嬉しく、毎日の励みとなっていたために、書けなくなることは残念で仕方がない。また、もし万が一、僕のブロクの更新を楽しみにしてくれてる希有な方がいらっしゃったなら、大変申し訳なく思う。

ほぼ1ヶ月更新することは無いだろうけど、それで何かあったのかな、とか、もうブログやめちゃったのかな、と思う人があってはいけないと思ったのでこのようなものを書いた。

僕がブログをやめることはない。これまでmixiでそうしてきたように、これからもボチボチと書いていくだろう。ライフワークなどと大げさなものではないが、それはもうほとんどクセのようなものになっている。一度やったらやめられない、麻薬のような魅力がブログにはある。

また1ヶ月後に、もし覚えていてもらえたなら会いましょう!