ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

大阪と神奈川の違い

春ぐらいからそうかな、そうかな、とは思っていたが、やっぱりそうだった。
神奈川の方が圧倒的に涼しい。

6月ぐらいから大阪では家の中にいる時に冷房を切るということがほとんどなくなる。なぜか。
暑いからだ。
人を蒸し焼きにして殺す、絶対に殺すというような意志を大阪の夏からは感じる。

翻って神奈川はどうだろう。
涼しい。流石に昼間は暑いと感じるがそれでも大阪に比べればまるで天国だ。
何よりこちらは風が吹くんだ。それも冷たくて涼しい風が。
大阪は無風だ。大阪にいた頃夏に風など感じたことはない。風はその温度と湿度が異様に上昇すると風とは感じられない。ただの不快な空気の塊としか捉えられなくなる。異常に不快な空気の塊がぶつかってくる夏、大阪。

こちらでは夜中に冷房が切れる。考えられるか?7月だぜ。7月の夜に涼しい(時に寒い)んだぜ。

友人の中に、大阪から関東に移り住んだ人は多くいて、そのほとんどは大阪には帰ってこない。なぜか。
涼しいからさ。
それが理由の一つになり得るだろうとはこの数ヶ月で十二分にわかった。


加えてもう一つはっきりと感じられる違いを述べておくと、こちらの方が朝が早い。
日本は北海道から沖縄まで全て同じ時間帯だが、実際には大阪より神奈川の方が東にある。経度にすれば5度ほどか?
確か経度15度で1時間の差だったと思うが、そうすると大阪の人間が6時を迎える頃こちら神奈川は6時20分の状態にある。
昼間の長い現在の状態で言えば、大阪が午前4時を迎える頃、こちらは状態としては午前4時20分の状態にある。すなわち、4時にしてすでに明るいのだ。

つまり、西にいる人間よりも東にいる人間の方が明るくなるのが早く、早くから活動する(せざるを得ない)状況になる。同じ午前5時なのにこっちはもうバッチリ明るいんだぜ。

この経度差に関しては違いを通り越してずるいとすら感じた。だって必然的に早起きできちゃうんだもの。活動を始めるのもこちらの方が早い。
先ンズレバ即チ人ヲ制シ、後ルレバ即チ人ノ制スルトコロトナル。
そして早起きできたという正体不明の充実感もこっちの方が感じやすい。

この経度の違いによる同じ時刻の明るさの違いに関しては、こちらに引っ越してきた当初から感じていたが、未だ慣れない。明るくなるのが早すぎるんだもの。夏至に近い今時分など3時台からもう明るい気がする。それってずるくない?

今日は4時に起きて(明るいので)、もう一度寝て5時に起きて、まだ早いなあと布団の中でモゾモゾして、どうしても寝られないので5時半から活動を始めた。

それってずるくない?