ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

この4月から勤め始めて

この4月から勤め始めて、それはもう15年ぶりぐらいに会社という組織に属することになったのだけど、「何かに属する」ということに関して僕は決定的に向いてない性格だったことを最近思い出した。

15年前は1年も経たないうちに会社を辞めてしまった。そういうところがこの15年で成長してるかと思いきや全然成長してない。
嫌なものは相変わらず嫌だ。

何故嫌か。面白くないから嫌だ。
その心の、ザラザラとした最低な感触を近頃思い出している。

この10年は学校という組織に属していたが、非常勤講師は事実上個人事業主みたいなところがあって、最低限のルールさえ守ればあとは勝手気ままにできたから、組織に属しているのが表面化されずに済んだ。

今、モロ会社に所属することになってその問題がモロに表面化している。
それでも夏まではキャンプ業務で忙しかったからほとんど会社にいることはなく、適当にやっていたのだが、なんだか夏が終わってからやたら事務所でやることが増えて、一気に過去の記憶が蘇ってきたという次第だ。

まずい、こうなると会社の嫌な面しか目につかなくなる。
何故だか会社側は僕のことを世慣れて、常識的な、使える人間だと評価しているが(学校にいたせいか?)、全くそんなことはない。
嫌なことがあるとその場から裸足で、ダッシュで逃げ出すような人間だよ僕は。

そういうわけで今は裸足で、ダッシュで会社から逃げ出す術ばかり考えている。4月当初この会社で5年はもつと考えていたが、それが3年になり、今は2年、2年もてば上等だと考えている。いや、2年…それでも長いなあ。

そもそも面白くない、精神を腐らすようなことをシコシコやんのが仕事かって言ったら、そうとも限らねえべ。逆の仕事もあって良いじゃん。
そして僕はこの10年、きっと逆の仕事ばかりしてきたのだ。

金は弾まなくていいからもっとオモロイことやらせてくれ、て思うけど、会社にそいつを期待する方が間違ってんだろうなあ。