別にメモが特別好きなわけではないけど、やっぱり忘れちゃってしまったなあと思うことがあるわけで、多分10年前ぐらいからメモにこだわり始めた。
途中色んな影響があって、やっぱり手書きのメモの方がいいのかな、なんてことも考えたりして、あっちにいったりこっちにいったりしたけど、この10年を振り返って一番良かったなと思えるメモ帳はiphone5のメモ帳だった。
なぜそう思えるかと言って、それはシンプルにiphone5のメモ帳を一番よく使ったし、よく見返したからだ。手書きはやっぱり持つものが増える点と、紙とペンを取り出して書くというとっかかりの悪さから、段々と使わなくなってしまう。
紙とペン出さなきゃ、と思う時点で面倒になるんだな。それで結局メモしない。加えて手書きのメモを見返すということもあまりしないように思う。
それで、やっぱりスマホのメモの方がいいやと思って、何年か前にAndroidになってから適当なメモのアプリを使ったりしていたけど、どうもしっくりこない。
あのiphone5のシンプルさがない。なにか分からないが、なにかが確実に鬱陶しい。
まあしょうがねえなあ、と思いながらしぶしぶその良くないスマホのメモ帳を使っていたが、先日電車の中でLINEを何かに向けて連打しまくっている女性を見かけた。
すげえな、誰に向けて何を訴えかけてんだろ？と思ったが、ふとその時に自分に向けてLINEを打つことはできるんだろうか、と考えがよぎった。そしたらそれがメモになるじゃん。
ソッコーでググってみたところグループトークに自分だけ誘えばうんちゃらかんちゃらみたいな記事を見つけたが、そんな面倒なことしなくても、LINEにはkeepメモというメモ機能があることを知った。
LINE内検索で「keepメモ」と入れると一件出てきた。確か既に友だちになってた気がする。
気まぐれに思いついたことをメモ（トーク）してみる。
良い。とても良い。
何が言いと言って、独り言を延々と言い続けてる感じがとても良い。
本来誰かとつながるためのツールで誰ともつながらない。非常に情緒的だ。
こんなことが許されていいのかという気にさえなってくる。
加えて良いと思うのは、その閲覧性の良さだ。ページを変えたりしなくても、だーっと一気に見返すことができる。一つ一つに吹き出しがつくので、メモも見やすい。
さらにそのメモを取った日付までわかるようになっている。
閲覧性こそはメモにおいて一番重要なものであり、スマホのメモ機能の弱点でもあった。逆に言えば手書きのメモが唯一勝ると思われるのが閲覧性の部分だったが、keepメモはその弱点を見事に克服している。
僕はメモには見出しなんていらないと思ってる派に属しているので、これは便利なツールを見つけたと思った。完全に盲点だった。LINEにはこんな機能もあると、LINE自身がもっと喧伝してもいい。最強じゃね？
