ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

水木しげる著『人生をいじくり回してはいけない』を読んだ

ブログを更新したいと思う。できれば毎日したいと思う。でも、1年以上ブログやってると「ちゃんとしたものを書かなければ」という妙な気負いみたいなものが出てきてしまって、そうするとうかつに書けなくなる。それで更新が滞る。

mixiで書いてた頃なんて2、3行の日記とかもっとバカみたいなのいっぱい書いてたのに。

僕はブログに対して変に身構える自分が嫌だ。なんとか打ち破りたい、もとの感覚に戻したい。昔の自分が今の自分を見たら随分つまんねえと思うだろう。

それで、これからはゴミクズのようなものでもここに載せていこうと思う。自分に見せつけるために、ブログのハードルを下げるために。
「普段いっちょ前のこと書いてるけど僕はゴミなんです。ハハハどうですか皆さん、見事なゴミでしょう?」
時々、そういう文章を書きたくなるといつかどこかの日記で書いた。長らくそういうものを書いていない。ガス抜きができてないんだ。ちゃんとしたゴミを作れよ。もともとお前はそうなんだし、ここはそういう場所だろ?

誰の役にも立たない、ちゃんとしたゴミを生産することが肝要なんだ。


これからは1枚絵の日記とか2、3行の日記とか増えると思います。

ところで表題の話。

クロッキー帳に書いたこんな感じの絵日記みたいなのも載せようと思います。

普段だったら多分読書感想載せないような本だけど試みに載せてみる。前半部は水木しげる先生の半生が書かれてあって、結構繰り返しも多い。
「へー、そうだったのかぁー」みたいな感じで生ぬるく読んでると最後の最後ですんげえ毒が盛り込まれてる。「少しだけ本気出しますね」って水木先生に言われた気がしてビビった。岡本太郎の本読んでるような錯覚に陥った。二人が持つスピリットにはすごく似たものを感じる。
一番印象に残っている文章は、

「現代人は、好きなことが見つからなくて困っている、なんてよく言われるけれど、それは悪い言葉で言うと無能なの。無能は悪いことじゃない。なにも無理に成功を目指さなくてもいい。近頃は無能の人の多さより、自分が「無能街道」を歩いていることを知らない人が多いことにビックリする。

おいおい、水木先生たまんねえな。