ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

京都で久々にbarに行く(6/24〜6/30予定)

Xでやれ、という話かもしれないが、試しに今週の予定をここに書いてみることにする。ここにはもう単発でポツポツしか書かなくなって、そのたまに書くやつも10000字超えたりして、そのせいで何だかここに書くことが億劫になってしまったような(ちゃんとしたものを書かなければいけない…?)、ハードルが上がりすぎてしまったような、そんな気がするので、何でも無い1週間の予定をここに書きつける次第である。

確か3年か4年ほど前には週刊誌のつもりで、『週刊ソーリーベイベー』と称して毎週月曜日に必ず更新を行っていた。今はそこまでの気力と時間は無いが、しかし月曜日に予定をここに書くことで、ブログとの繋がりが増え、何かを書くきっかけになれば、と思う。
今年はモンゴルに7/16から2週ほど行くことになったので、そこで一時途切れるかもしれないが、できる限り続けたい。僕はこの場所を愛しているのだ。
ということで今週の予定。

⚪︎6/24〜6/30予定
漫画下書き9P〜11Pまで
漫画ペン入れ2P〜4Pまで→スキャン、下処理まで
漫画ベタ・トーン1P完成まで
子育て絵日記1つか2つインスタにUP
エッセイ漫画1つインスタにUP
嫁さんにクリスタでのベタとトーンの入れ方を伝える(火曜or木曜)

1週間使って漫画3Pしか進まんのかい、という声が聞こえそうだが、自分の能力で、仕事しながら、子育てしながら漫画を描き進めるのはこれが限界いっぱいのところである。でもモンゴルもあるしもうちょい無理しないと9/15の小学館新人コミック大賞に間に合わんかも…。

あと、先週あったこともざっくり書こうか。

先週火曜から木曜、京都および大阪へ。京都にて1年で最も胃の痛くなる1日を乗り切る。京都での宿泊は四条のホテル(昨年も使用)。子供の寝かしつけを嫁さんがやってくれると言うので、一人で京都の街へ飲みに出た。高瀬川沿いを歩いてみて、どうにも店に入る勇気が出ず、高瀬川と河原町通の間の路地に入ってみるとbarの看板が出ていた。その看板はビルの2階を指している。店の名前は『reloom』。

高瀬川。高瀬川と河原町通の間の路地にその店はある(最後ベロベロになったため店の写真は撮れていない)。

ビールなどの値段も書いてあったので安心して入れそうであるがしかし…と一度看板の前を通り過ぎて、そのままホテルへ帰ろうとしたが、せっかく嫁さんから「一人で飲んできていいよ」と言われたのに、みやげ話一つ持って帰れないようじゃ期待外れもいいとこだし、嫁さんががっかりしそうだなと思ったのでその場でUターンし、勇気を振り絞ってビルの脇にある階段を登った。階段の途中でやっぱりやめとこうかと思ったが店にいたお客さんとバッチリ目が合ってしまったので、不退転の覚悟をここに来てようやく決める。

店の中にいるお客さんはテーブル席の4名のお客さんだけだったので、カウンターのすぐお酒が出てきそうな場所を陣取った。マスターは僕と同じ年頃の物腰柔らかそうな人で、その顔を見た瞬間に当たりの店を引いたと思った。髪の毛はチリチリロン毛でメガネをかけていて、ロッチ中岡のような、ラーメンズ片桐のような、マスターはともかくそういう風貌であった。店の良し悪しは結局、マスターの人柄の良し悪しではないかと近頃思う。

ビールを頼み最初は他愛もない話をした。もう一杯ビールを頼み良い店を見つけたのでなんとなくノルマを達成した気分になって、そろそろ帰ろうかと思ったタイミングでテーブル席のお客さんがお会計をお願いした。

昔よく通っていたbarでもそうなのだがマスターと1on1になってしまうと僕は変に気を遣って誰か来るまでその場に居ようとしてしまう。店を空にするのが申し訳無いような気持ちになってしまうのだ。
それでもう一杯、すでにビールで腹が膨れてるので、若い頃調子に乗ってよく飲んだカリラ(『caol ila』)という、多分イギリスの北の方のとても煙臭いウィスキーを頼んだ。僕は煙の匂いが好きだ。

それで、なんとなく気詰まりな空気が流れ始めたので、この近辺の旅館で昔結婚式の披露宴をやった、という話をしたら、そこの従業員はよくreloomに飲みに来るとマスターが話をしてくれた。我々がその旅館に披露宴を決めた理由は料理の美味しさであった、とマスターに伝えると「何年前ですか?」と問われ、7年ぐらい前だと答えると、もう、その時の料理長はそこの旅館にはおらず、今は銀座でバリバリやっているとのことであった。我々が大変良いタイミングでその旅館を披露宴会場に選んだのだとその時知った。

話は弾み、酒も進んで(その後結局ウイスキーを5、6杯飲んだ)、マスターの人生を聞いた。「今楽しいですか?」と僕が問うと「ゲロ吐きそうな(ぐらい厳しい)時もあるが、楽しいです」とマスターが答えた。
やっぱりそうだ、人生の根底にはそれが無いとダメだと、僕も熱っぽくなって語り、「漫画家に僕はなります!」とかなんとか、最終的にはほたえておった気がする。マスターは最後まで暖かく、幼稚じみた僕の話を聞いてくれた。

ホテルに帰り、京都一人飲み歩きのみやげ話と、これからの我々の人生の展望について嫁さんと話をした。途中嫁さんにハッとすることを言われ、しかもそれは自分の中で曖昧にしていてた部分であったので、このままの考えで良いわけがないなと、それまでの陽気さと一転、沈思することになった。嫁さんとは深夜2時過ぎまで飲みながら話した。

と、ここまで書いてこのブログで予定を書くという企画が破綻していることに気が付き(そもそも月曜日に投稿できていない)、急ぎタイトルに改変を加えた次第である。予定とか先週あったこと書くなら本当に箇条書きにしないと、結局今回のように重たくなって続かなくなってしまう。しかしそのような箇条書きをここに載っけて、それを読んで喜ぶ人がいるとは思えない。ブログとの定常的なつながりは欲しいが、難しいものだな。やはりXでやれ、ということか。