柔らかく温かな灰色の砂を食もうとした 無神経に無作為に伸ばされたその手を 君がつかんだ 僕は驚いて君を振り返ると もうすっかり旅支度は整っていて 僕たちの間には幼子が一人 君の指差した方角は真っ暗で 海とも空とも見分けがつかず しかし日を飲み込ん…
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