ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

達成感の在処

何かを書いて、あるいは描いて、ここや他のどこかに載せればその日の達成感は得られると思っていた。その日数は多い方がいいし、なんなら毎日投稿すれば最も達成感が得られるのだろうと。このブログを始めてからずっとそう思ってきた。

ところがどうやら僕の場合そうではないらしい。

連日のように投稿しても、何か違う。ここでスターをつけてもらったり、他のどこかでイイネをもらえるとそれはもちろん飛び上がらんばかりに嬉しいのだが、その喜びと、僕個人の達成感や充実感は別のものだと僕は分かっていなかった。

むしろこれは大変奇妙なことであるのだが、僕個人の達成感は決して人には見られることのないものを書けたときに得られるのだと近頃気づいた。

なんなんだそれ?僕はものすごい変態なんだろうか?


いや、それというよりは書いたものに納得しているかどうかの違いであるかもしれない。
どこかに載せる、誰かに見られるという作用が働いた時点で文章にある程度の制約がかかる。さらに出来るだけ毎日載せた方がいいという意識が働いた時点で、例え惰性であっても無理に文章を書こうとしてしまう。それがやっぱり僕にはつらい。

比べて決して誰にも見られることのないものは誰にも見られないのだから僕の好きなように、どれだけでも書ける。どうなったって構わないし何でもいい。そういうものを書いてる時の方が気持ちがいいんだ。
それに、秘密はかたく閉ざされている方が魅力的だ。

あれ、何だかやっぱり変態みたいだな…。

ともあれ、そういうことに気が付いて何だか少し楽になった。無理に人に見せなくっても、自分が気持ちよければそれでいいんじゃん。わがままでも、間違っていたとしても、僕にはその方が絶対いいじゃん。