仕事の都合上よく本屋へいく。
非常勤講師ではあるが、毎回の授業は面白いものしたい。
先生が一人教壇の上でしゃべり続け、それを聞くものは誰もいない。そんな授業をしてしまったことがあるが、あれは地獄だ。
その死んだ空気を何とかしようとして、ジタバタするがことごとくすべる。
生徒の冷ややかな目、冷笑。
そして半死半生のまま教壇を降りる。It's the hell!
そんな悲惨なことにならないために、あるいはそうなった時のために本屋へいく。
地獄に仏となる面白いことを探す。
内容を吟味するため当然立ち読みを行うが、
結果、もう一度読みたいなと思えばその本を買うし、
立ち読みの途中で、「この本めちゃめちゃええやん!」
見立て通りであればよいが、見立てが誤っていた場合、
自分をどつき回したくなる。その本を燃やしたくなる。
まれにそういうことがある。つい最近もあった。
そんなときは超一流の詐欺師に引っかかったのだと諦めて、
そんな出入国以上の厳正なる審査を経て一昨日新しい本を三冊購入
一つはイヌイットの刺繍の本、もう一つは松本大洋の絵本、
結果としてどれも満足しているが、最後の『天才たちの日課』
キャッチーなコピーからして胡散臭い本だなと思っていて、
しかし、その後本屋をウロウロしている間も何故か『
こういう迷いのある場合、大体失敗することが多いが、
この本には古今東西、あらゆる芸術家の日課が載っている。
軒並みクセがすごい。
立った状態でちんちんをいじくりながらでないと良いものが書けな
そんな中、僕が気になったのは皆どの時間に仕事をするのか、
僕に関して言えば、完全に朝型の人間だと思っている。
朝はいつも5時半に起き、少しものを書いたりして朝ご飯を作る。
家を出るのはいつも7時過ぎ。
嫁さんと一緒に出て、駅で分かれる。
仕事のあるときは当然仕事に行く。
今は仕事の無い時期なので、近くの喫茶店に行く。
正午にはもう燃料切れというか頭が回らなくなっている。
昼からはこのブログを更新したり、ギターを弾いたり、
夜には絶対ものを書かない。
夜に書いたものはキケンなものが多い。
一度そういうものすごいオナニープレイをmixiに載せたことが
軍人なら銃殺刑に処されているところだ。
何故そんな日記を載せたのかわからない。
ただ、その独りよがりがよい効果を生み出す場合もある。
僕は中3の時から大学ノートに日記をつけているが、
その方が気分が乗るのだ。
その大学ノートの日記に関しては、
夜の力を借りることは、決して悪いことばかりではない。
『天才たちの日課』
朝の最も頭の働きがよい時間を神聖視し、
僕も面白い仕事をこなそうとするなら朝の方がいいんじゃないかと
落語でもよく江戸の職人さんが言ってるじゃないか。
「昼過ぎても仕事してる奴なんてのは仕事の出来ない奴だ」
てね。
働き方改革だ何だというのなら、
夜が近い。
天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々
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作者: メイソン・カリー,金原瑞人,石田文子
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出版社/メーカー: フィルムアート社
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発売日: 2014/12/15
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メディア: 単行本