ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観た。

先週の水曜日、久しぶりに映画館で映画を観たいということになって、嫁さんと二人レイトショーで『ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ』を映画館で観てきた。

感想っていうか、感想ってほどでもないんだけど、ハリウッド版のゴジラは全盛期のマイク・タイソンに見えた。
初めと、ところどころにストーリー描写があって、あとはひたすら大乱闘スマッシュブラザーズ。ストーリーってなんだっけ、てぐらい大乱闘スマッシュブラザーズ。設定、背景、ツジツマ、そんなものは全てウィービングしながら近寄ってきたタイソンがボディ→ショートアッパーの殺人コンビネーションでブチ壊す。
役者さんは皆一生懸命にストーリーを追う。だけどその必死の演技が滑稽に見えるくらい、とにかく『マイク・タイソン大乱闘スマッシュブラザーズ』。タイソンは大人気。皆タイソンを応援する。でも大乱闘を見物してる間の役者さんはどこかポカーンとしてるようにも見える。
「なぁ、俺達何見てるんだろうな、今……」
そんな声がスクリーンから聞こえてきそうな気がする。
そして映画は終わる。

エンドロールではCGに携わった人数が多すぎて画面中が文字で埋め尽くされ、僕達も何を見せられてるのかわからなくなった。10万人ぐらい出てんじゃねえか、てぐらい人の名前が出てきた。

最後まで観てた隣の外人さんは、映画館にライトがついた途端「ぷっw」てなってた。
僕も映画の最後はちょっと何言ってるのかわかんなかった。は?何勝手にゴミみたいな余韻持たしとんねん、て思った。

役者さんが真面目にやればやるほど、こちらを笑かそうとしているように見える、そんな映画だった。
コーラとポップコーン片手に観るにはちょうどいいのではないだろうか。


おわり。

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ヘヴィ級統一チャンピオンかよ!