ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

サンバルテルミの虐殺

僕は高校で社会科の非常勤講師をやっている。去年は色々と凝ったプリントを作っていたが、今年はただ僕の4コマとかイラストが載ってるだけの、ほぼ真っ白のプリントを生徒に渡している。色々と思い悩んだがほとんどノートに近い形式のプリントを渡すことにしたということだ。

そのプリントの中から今日は世界史の中からサンバルテルミの虐殺の4コマ。ドイツでルターが宗教改革おっぱじめたらその影響はヨーロッパ各地に瞬く間に広がって、フランスでもカトリック(旧教)とユグノー(新教のカルヴァン派)が対立、内戦が始まった。この時代のフランス王はシャルル9世。もちろん王はバリバリのカトリック。王の妹マルグリットとユグノーの指導者アンリが結婚することで内戦は収束するかと思われたが……

極道でも思いつかないレベルのえぐみ。

シャルル9世は弱冠10years oldで即位したので、実際の政治は母親のカトリーヌ・ド・メディシスが行っていた。この方カトリックの総本山イタリアの超絶金持ちメディチ家出身の元お嬢ですな。サンバルテルミの虐殺が起こったときシャルル9世は22歳だったらしいが、虐殺を実際に指示したのは母親のカトリーヌだったのではないかと言われている。ママンがやれと言ったからやった。10歳から母親が政治やってくれてたなら成人してもその傀儡となることは予測がつく。娘の結婚式を利用するという悪鬼羅刹の所行をやってのけたカトリーヌ・ド・えぐみざわ。この事件のおかげで彼女の悪名はとどろき渡ることとなった。


気がついたら5日も連続でブログ更新してる。だめだ、休もう。