ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

MAX廃課金のための習作(2015年6月作)

女「行灯様、私あなたのことをずっとお慕い申し上げておりました」
俺「ダメだ、君とは付き合えない」
女「そんな、どうして…あなたもきっと私のことを好いてくれてると…あなたの今までの私に対する態度は、あれは全てウソだったと、そう仰るのですか?」
俺「そうではない。俺も君のことは好いている。だが付き合えない」
女「何故!?」
俺「それは……それは、俺がMAX廃課金だからだ…」
女「!?」
俺「出来れば君には伝えたくなかった…」
女「ウソ、ウソよ!そんな、あなたのような立派な方がパズドラなんていう下らないソーシャルゲームに課金するなんて…そんな、そんな…でも、でももちろん微課金なんでしょ?あなたに限って、そんな。まさか。せいぜい数千円程度のことなんでしょ?それならわたくし…」
俺「君、何度も同じことを言わせないでくれ。MAX廃課金だと言えばMAX廃課金だ!!生活を削って課金している」
女「まさか…まさかあなた…伝説の石ジャブなの?」
俺「……そうだ。石ジャブ廃課金厨とは俺のことだ」
ピシャリ!女のビンタが飛ぶ。
女「見損ないましたわ!そもそも…そもそもあなた無職じゃない!無職のくせに…無職のニートのだらしない男のくせにっ!!」
女、目に涙を浮かべてこちらをキッとにらみ、スタスタと立ち去る。
俺「……まぁ、こうなるわな」
俺氏、おもむろにiPhoneを取り出しパズドラを起動する。さらにおもむろにiTunesカード5000円分から魔法石を85個購入し、ゴッドフェスを回し始める。

「おっ!いきなり星6フェス限きたでぇ!これは今日でガチャ限コンプまであるでっ!」