ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

LINEスタンプを作った

昨年末の日記で宣言してからひたすらスタンプ作りに励んでいたが、ようやく一昨日完成して販売されることになった。
yoakenoandon.hatenablog.com
スタンプ作りは思った以上に大変だった。漫画だったら「まあいいか」とか「バレないっしょ」で雑に済ませられる部分が、ラインスタンプとなるときれいに整えなくてはならない気がしてしまって、ものすごく神経を使う作業が多かった。なんといってもその絵一発で価値が決まってしまうのだ。その思いがいつも頭にあって、ラインスタンプの制作作業中はいつも入れ込んでいた気がする。
特に透過の処理について、ラインスタンプを作る際に色々調べて回ると「処理が甘くてリジェクトされました」みたいなのがいっぱい出てきて、ただでさえ小さなiPhone12miniの画面で、透過していい部分、残す部分、指を震わせながら主線ギリギリのところまでその処理を行った。途中で嫌になって1000円ぐらいのApple Pencilもどきを買った。もどきはもどきで時々狙ったポイントとズレることがあったが、慣れてくると指で透過の処理を行うよりははるかに楽になった。

Apple Pencilもどき

色塗りは最初から嫁さんにお願いするつもりだったが(嫁さんの方が色塗るのうまい)、途中から透過の処理も手伝ってもらうことになった。嫁さんは細かい作業は割と好きなようで、楽しそうにApple Pencilもどきを走らせていた。こんな辛い作業が楽しいわけないと思った僕は「無理してるんちゃう?」と嫁さんにたずねたが、本当に楽しいようであった。こういう仕事があればいいのにな、とまで言っていた。本当に、この仕事で嫁さんにお金が払えればいいのに、と僕は思った。
結果として透過の処理にはそこまでこだわらなくてよかったのではないかと思う。かなり有名な絵描きさんのスタンプでも主線を透過して消してしまってるようなのもあるし、線ギリギリまで透過を攻めなくてはいけない、ということもなかったのでは。それならそれでもう少しスタンプの表現の仕方があったかと思うが、今は何を言っても仕方ない。次回以降に活かそう。

スタンプが完成して、LINEに販売許可の審査を申し込んだ。酒を飲んでいるスタンプなども作ったのだが、酒の表現にどこまで厳しいのか分からず、倫理的観点からもしかしてリジェクトされるのではとドキドキしながら結果を待った。審査は拍子抜けするほどあっけなく、わずか18時間ほどで終了して販売の承認が得られた。こんなんだったらもっと攻めたスタンプも作れたのでは、と思ったがそれも後の祭り。逆に控えめだったからこれだけ早く承認が得られたのやもしれぬ。

スタンプ販売の承認が早く得られたおかげで、何が何でも3年の最終授業までにスタンプ販売を間に合わせるという、欲望の塊のような大願を成就させることができた。3年の授業は今週までだった。昨日から3年生はもちろん、全ての授業で本体の授業よりも熱を入れてスタンプの告知をして回っている。中には僕のinstagramでスタンプの販売を予め知って、僕が告知を行った時には既に購入を済ませていた熱心な生徒もいた。ありがたい話だ。
いたいけな高校生相手に教員という立場をフル活用して金儲けしようってんだから何言われるかわかったものではないが、僕には悪名などどうでもいい。そんなムニャムニャしたことを気にしている暇はどこにも無い。やるべきことをやって強く生きるだけだ。


ということで以下作ったスタンプです。もし気に入って使って頂けたらとても嬉しいです。ブログを始めてもうすぐ4年だけど、このブログを読んで頂いている方とこのような形でつながる可能性があるというのもすごく不思議な気がします。もともと猫先生の漫画もこのブログを始めてから描き始めたのだった。
f:id:yoakenoandon:20220127201131j:plain
f:id:yoakenoandon:20220127201204j:plain
f:id:yoakenoandon:20220127201233j:plain
f:id:yoakenoandon:20220127201257j:plain
↓僕のスタンプの購入ページです。
line.me
もしリンクに飛べない場合は「がんばれ猫先生」か「wao futana」(oとfの間にスペース必要)でスタンプ検索してみてください。よろしくお願いします。