ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

引越しの見積もりを取る

先ごろから僕の身辺を騒がせている神奈川への引越しだが、ようやく引越しの日程と業者が決まった。

会社が全ての引越し費用を出してくれると言うので鷹揚に構えていたが、それでも一応気は使っていくらかでも安くなるよう2社見積もりを取ることにした。

1社目は引越しのサカイ。ホームページで見積もり依頼をすると、すぐに鬼のように電話がかかってきた。その時僕は2社目のアート引越センターと見積もりの日程について電話をしているところだったのでサカイからの電話に出られなかったが、後からみると10分間の間に20回以上着信履歴が残っていた。何コレコワイ。これじゃ営業熱心を通り越して嫌がらせだべ。

とにかくそういった具合でのっけから印象を悪くしたサカイであったが、見積もりの時間について「朝8時〜8時半までの間しか無理」とさらに印象の悪くなるようなことを言ってきた。さすがに早すぎない?嫁さんに伝えたところ多分ちょっとイラッと来てた。

そして見積もり日当日。前日サイゼリヤでマグナム(1.5ℓワイン)を3本胃袋に沈め、完全に二日酔いで僕は営業担当を迎え入れた。以前アリさんマークに引越し依頼した時に来た営業は眉毛細めのヤンキーかホスト上がりっぽいお兄さんだったが、今回サカイから来た営業は気象予報士の片平さんに似た、雰囲気の散らかってないちゃんとした人だった。こちらが出したお茶を飲むのにマスクを外した顔がチラと見えたが、片平さんより随分ハンサムだった。
マスクのつけ外しで人の顔の印象が大きく変わる、とはコロナで誰もが学んだことだろう。マスクを取ることがマイナスにつながる人が大多数であるように思う。生徒を見ていても、マスクを外して「この人こんなに綺麗な顔だったんだ」となる人は多分200人か300人に一人くらいではなかろうか。逆に、これもコロナのおかげで考えたことだが、目を隠した状態で綺麗な顔をしている人は目隠しを取ってもきっと大きく印象は外れない。目の、顔全体に与える印象はそれほど大きくないということだ。絵描いてても目なんて大体似たり寄ったりだし。


その片平さんの顎まわりをシュッとした感じの営業(以後片平さんと呼ぶ)にうちに上がってもらって、まず驚いたのは自らのカバンを床に置くのに布を広げたことだ。だっていくらカバンが汚いと言っても床だぜ?丁寧と言えば丁寧だけど、なんか不自然な気もする。営業の世界では普通のことなのかな。だって床だぜ?その動きも100万回も同じ動作を行ったような非常に手慣れた動きであった。

名刺を頂いて、引越しの日取りや荷物の量、エアコンの取り外しやその他の工事について確認をする。先日の日記に書いたダイキンのエアコンがうちにはあるので、その取り外し工事と、引越し先での200V用への電圧とコンセントの工事をお願いした。その際サカイのエアコン引越しパックにはパイプの交換も含まれていると説明を受けた。それがどうしたという話だが、他の引越し屋ではパイプ交換が見積もりに含まれておらず、安く見せておいて現地でパイプ交換が必要ですと言われるケースが多いようだ。なるほど勉強になった。
yoakenoandon.hatenablog.com
それから荷物の量の確認のために家の中を見て回る。押入れとかも全部開けるのな。前アリさんで見積もり取った時そこまでやったかなとかなんとか考えてる間にあっという間に荷物量の確認作業は終わった。

いよいよ本題、見積価格を出してもらう。あらかじめ会社が引越し費用を出す旨伝えておいた。会社負担になると最終的に一番安い価格の引越し業者に決まってしまうため(会社が決定権を持つので)、相見積もりをとっている場合引越し業者は見積価格を提示するのを嫌がるらしい。「3社アイミツですか?」とたずねられたが最初意味が全然わからなかった。会社負担になると大体3社は相見積もりを取るものらしい。なるほど、勉強させていただくことばかりだが、うちは2社しか相見積もりを取っていないし、どこの引越し業者にするかの決定権は会社ではなく僕にある。ただその決定権については黙ったまま、サカイとアートでしか見積もりを取ってないことだけを伝えた。そうしたところ、アートの営業が見積もりを出すのを渋るかもしれませんが、個人負担のフリして聞き出して下さい、と言われた。しかし残念ながらアートにもすでに会社負担である旨伝えてある。では上司に怒られるとか何とか言って何でもいいんでとにかく見積もりの値段を出してもらって下さい、と言われた。アートが見積もりを出したところでその下をいけるように上席にお願いはできるということだった。この「上席」という言葉もこの後何度も出てくるのだが非常に気になった。上司のことを指すのだろうけどあまり聞いたことがない。先の布の件といい、少し芝居がかってないか?なんか変なブランドイメージ作り出そうとしておかしなことになってる気がする。普通に話をして普通に荷物運んでくれればそれだけでこちらはいいのだが。

そんな話をしながら片平さんはパチパチとパソコンに何やら打ち込んでいる。うちには2歳と0歳の子がいて、引越しの荷物をまとめるのが大変だから、荷造りも引越し屋にお任せできるパックで値段を出してくれと伝えた。わかりましたと言いつつパチパチパソコンを打って、さらに片平さんは電話をし始めた。引越しの日付を言い、トラックが押さえられるか確認した後は、何やらわけのわからぬ数字を連呼のご様子。このあたりも芝居がかっている。本当に電話しているのだろうか、などと不埒なことを考えていると「ビックリするような値段ですよ」と片平さんが言った。いや、これはそのずっと前にいわれたのかもしれない。3月下旬の引越し料金は普段の料金の3倍のようだ。会社の方での負担にも多分限度があります、というようなことを僕が言うと、それはどれぐらいでしょうか、と片平さん。以前50万の引越しがあったことを会社で聞いていたので、それを伝えると「大体の限度はそのようなところが多いようですね」と片平さんは目を光らせながら言った。後からこの50万という数字を伝えたことを僕は後悔した。

持ち運びできるプリンターを出し、片平さんが見積書をプリントアウトする。そこに書かれてあった金額は65万5650円であった。片平さんの予言通り確かに僕も嫁さんもめちゃくちゃビックリした。目ん玉白黒させている我々を睥睨して「これがこの時期の長距離引越しの価格なんですわぁ」と片平さんはしたり顔。我々はビックリしすぎて「安くならないんですか?」とか「こんな金額はとても無理です」とか交渉することも忘れてしまっていた。そしてこの金額を見た後具体的には何をしゃべったのかあまり覚えていない。
ここで片平さんはおもむろにマスクを外し、嫁さんの出してくれたほうじ茶を初めてすすり始めた。目を白黒させている我々を目の前に。将棋に勝った棋士が、ゆっくりと茶をすするように。先に言った通り、その顔は本物の片平さんより随分端正なものであった。

片平さんが帰った後、我々を何かよくわからない疲れがドッと襲った。二日酔いだったこと、朝一番だったこともあるが、何か致命的なミスを犯してしまった気がして心労がすごかった。そもそも作戦も何も立てずに引越しの見積もりをお願いすること自体あまりにずさんすぎたのだ。いくら会社負担とは言え、65万5650円なんて大金、いけしゃあしゃあと会社に請求できない。だって僕はまだその会社で働いてもいないんだぜ。引越し先の家の初期費用に同じぐらいの額を会社が使っていることも知っていた。

次のアートが来る前に僕と嫁さんで作戦を練り直さねばならない。

一番致命的だったのは「50万」という数字をポロッと言ってしまったことだと思われた。僕が営業なら初代ときめきメモリアル朝日奈夕子さんばりに超ラッキー!と思うに違いない。だってそれを基準に考えればいいんだもの。アクセル踏み放題じゃんか。あとは荷造りおまかせパックもついてるからその分も加えて、エアコンもあるからそれも加えて…リーチ一発ツモイーペーコー、しめて65万5650円なーりー!てなもんだろ。簡単な話だ。
加えて言うならまず初めに会社負担と言ってしまったこともまずかったのかもしれない。会社が出すんだったらオタクの懐は痛まんのでしょう?ならいいじゃない。リーチ一発ツモイーペーコードラドラ、なんと跳ねました!65万5650円なーりー!てなもんだ。業者からしたらふっかけやすいだろう。

我々夫婦はお互いに営業職にいたことがないので、こういう交渉ごとは非常に不得意である。疲れがドッと出たのも片平さんにいいように手玉にとられたから、というところが大きいように思う。井上尚弥のボクシングでも同じだが大体強いやつは中央であまり動かず余計な手も出さない。なので疲れない。弱いやつが強いやつの周りを勝手にグルグル回って(回らされて)、いたずらに疲れ、そして負けるのである。我々は引越しにまつわる交渉のエピソードを最近役に立たないと言われるGoogle検索で、あるいはイーロン・マスクTwitterでむさぼるように調べ始めた。まずいことにサカイとアートを比べればアートの方が割高だという票が大多数だった。中には75万の見積もりを出された、なんて話もあった。なんだそりゃ。車買えるがな。

以上の経緯を踏まえ、簡単な作戦ではあるが次のように決まった。

まず、サカイで見積もりを取った事実は無かったことにする。サカイが65万5650円だとアートが知ればその少し下、例えば63万でどうでしょう、みたいな話になる。それがウゼエ。会社で50万の引越しの話をされた時、会社の代表が「それ高すぎるんじゃない!?」と大層驚いていた。その上を行くことは避けたい。すなわち50万以内に収めたい。チマチマやられたのではかなわん。なのでサカイで見積もりを取った事実は消す。3社見積もりでアートが一番最初に来たことにする。後からまだ2社来るからがんばってくなはれや、とそういうことだ。

作戦としてはあと一つ。会社負担とアートに伝えているのでそれはしょうがないとして、会社負担の限度額をこちらで勝手に設定する(本当はそんなもの無い)。サカイの時は50万と言ってしまい片平さんの目を光らせてしまった。今回はその半分、すなわち25万。25万が限度と会社からは言われている、そうアートに伝える。アクセル踏み放題の限界を下げるということだ。基準が25万になれば相手はその少し上の30万あたりを言ってくるだろうと考えた。30万なら上々だ。

そして見積もり日当日。アートは確か10時からの見積もりだったと思うが、前日友人宅でしこたま酒を飲み、神奈川行きのことや自らの書いたものへの評価など、様々な激励の言葉を頂いて、さらに飲みすぎた僕はやはり無茶苦茶二日酔いでアートの営業を迎え入れた。二日酔いで見積もり取らなきゃ気が済まんのか己は。
3年ほど前から酒を飲んで、飲みすぎると吐くのではなく、スイッチが切れたかのように眠ってしまうようになった。アート見積もり前日の友人宅ではその対策として途中休憩でコーヒーを挟んだところ、見事に眠らずずっと楽しい状態をキープできた。ブレイクタイム自体は一瞬(体感10分)で、すぐにまた酒を飲み始めたがなかなか効果が高かったように思う。酒を飲みすぎると眠ってしまう諸兄はお試しあれ。

アートの営業担当はサカイよりは若い兄ちゃんで、30いくかいかないかぐらいの年齢に見えた。これまた誰かに似ていると思ったが、嫁さんの友人の旦那さんに似ていると後からわかった。嫁さんがその友人のお宅に遊びに行かせていただいた時に、旦那さんがパシリ役であちこちでビザやら何やらを何度も買いに走らされ、買ってくるたび「ウーバーイーツでーす」とわざわざインターホンを鳴らして帰るので、しまいに奥さんが「もうええねん!しょーもない」と怒ってしまうような、そういうちょけた(ふざけた)旦那さんにアートの営業担当は似ていた。ちなみに僕はそのエピソードが大好きである。

そのウーバーイーツのフリをする旦那さん似の営業担当(以下Uber)もやはりうちに上がって手慣れた手つきで布を広げ始めた。引越し業界全体でやることになってんのか、それ?荷物量の確認等の手順は同じだったが、アートは一番初めにそれをやった気がする。その流れでエアコンも持っていって欲しいこと、200V用への変換工事をして欲しいこと、それからサカイに言われて学んだパイプの交換もあらかじめか見積もりに加えて欲しいこと、さらに荷造り荷解きもアートにお願いしたいことを伝えた。

それからUberは「引越し費用は会社負担と聞いていますが、会社請求でしょうか、個人様の立て替えでしょうか。他に相見積もりを取られる予定はありますか。」と聞いてきた。来た!この時を待っていた。
僕と嫁さんは鬼の首を取ったように「会社請求か立て替えかは確認しないと分からないが会社からは25万が限度だと言われている、相見積もりはこの後でサカイとアリさんにお願いしている」と伝えた。
「ほう、25万ですか…」とUberは反応薄の所在無げである。何事もなかったかのようにパソコンをパチパチ打ち始め、やはりサカイと同じように電話をし始めた。電話で暗号のやり取りがあった後、Uberはサカイとは違ってビックリするような値段ですよとも何とも言ってこず、この間ただ静かな時間が流れた。
そしておもむろにハンディタイプのプリンターを出し、見積書をプリントアウトして我々に提示した。その額66万。


たかいー!たかすぎー!サカイよりたかいー!ほんで意味ないー!我々の作戦の何一つ意味ないー!


そうなるかもしれないとの予感は僕にも、きっと嫁さんにもわずかでもあったのでサカイの時より衝撃は少なかったが、我々の作戦が蚊一匹ほどの効果もなかったことにガックリきた。Uberは「この時期の長距離の引越しはこうなってしまうんですよね。我々もこの値段では受けてもらえなくて当然と分かっていながらやっています。」と言った。つまりこの値段で受けてくれる人が他にたくさんいるということだ。これはブラフではなく本当にそうなのだと思う。サカイもアートも同じような見積もりの値段を提示してきたということは65万付近が相場なのだろう。そして転勤族を中心にその値段で引越しをお願いする人がたくさんいる。

ただ、その後で「なので会社負担の限度が25万というのはツライなと思うのですが…」と心中お察しします的態度をUberは取ってきた。そうだ、打ちひしがれている場合ではない。交渉だ。戦わないと。
僕は直球どストレート勝負で「66万はあまりに厳しい。安くなりませんか」とUberに食いかかった。ウチとしては別にこの時期でなくてもいいんだ、そういえばホームページに4月3日以降の引越しなら30%引きと書いてあったゾ、ウチとしては4月に入ってからでも構わない(これは本当にそう)、だからとにかく安くしてくれ、と強気な言葉を並べたてた。こちらに余裕があるとわかれば、少しは下げるだろうと目論んだわけだ。ところが、
「時期を変えるなら検討しようもありますが、この3月下旬の値段だけは上からも絶対下げるなと言われておりますので…」とUberも引き下がらない。こちらに余裕があると知ってなお下げないということは、本当にこの時期価格を下げるのは難しいのか。何か条件を変えないと向こうも下げられないのだろうとわかった僕は「ではお願いするのは荷造りだけで荷解きは自分でやる、という条件ならどうか」と食い下がった。

今度は反応が少し変わってUberは再び電話を取って上司と相談し始めた。話の雰囲気から本当に電話しているのだろうなと思われた。
「えぇ…えぇ…3月23日の周りで日取りに余裕はあるようです…。えぇ…会社からは25万しか出ないようです…」
おっ、25万て言った!もしかするとちょっとは効果あるのかもしれない。

その電話のあとで提示された金額は55万ちょっとだったと思う。下がった、グッと10万下がりやがった!もうひと越えだ!
「もうひと越えなんとかなりませんか。なんとかして50万切らないですか?」パワープレーで挑んだが向こうは「もうこれ以上は是が非でも無理です」とテコでも動かぬ様子。よかろう、ならば最終手段だ。

「わかりました。ではもうアートさんに決めますから、このあと相見積もりも取りませんから、それでどうですか」と大谷翔平の165km/hスプリットを放り込んだところ「えっ!?」とUberは驚いたご様子。効いてる!死角から飛んでくる井上尚弥のカウンターばりに効いてやがるぜ!
「しかしそんなことが可能なのですか。相見積もりを取らずに会社から何か言われないんですか。それに他の2社の見積もりはどうするんですか?」と食いついてきた。
「どこの会社にするかは僕に決定権があるので問題ありません。他の2社の見積もりはこのあとキャンセルします」僕はさらにマイクタイソンのボディー→顔面の殺人2連フックを決めていく。
「しかし、なぜ…」とUberは腑に落ちない様子。相見積もりを取ればまだ安くなるだろうになぜそれをしないかがわからないようだ。
「めんどくさいからです」
閃光走る僕のこの一言でUberは分からされてされてしまったようだ。井上尚弥の殺人ボディーを食らったあとのナルバエスのように(井上尚弥のパンチが強すぎることに疑念を持ち、試合後そのグローブを確認するも何も仕掛けが無いとわかって苦笑いした)。分からされUberが「確かにそれはそうですね…」などとブツブツつぶやいているところに嫁さんから「サンドウィッチマンさん(アートのCMを担当)が好きです」のダメ押し。いいぞもっとやれ。

しばし思案したあとUberは再び電話を取り「えぇ、これで決定で…えぇ、アイミツも取らないというところで」などと分からされた経緯を上司と思われる人物に説明した。その後我々に「わかりました…ピッタリ50万でどうでしょうか。これ以上は下げられません」とすっきりした顔で言った。僕と嫁さんは顔を見合わせ、内心「勝った」と思った。50万まで下げられればあとはもういい。交渉の必要はない。ここに来るまで随分苦労した。条件を今一度確認し、Uberは確定の見積書を出したあと、嫁さんの出した茶には手を付けずに帰っていった。

後日会社に経緯を説明し、50万で決まったがこれで良いか、と確認を取ったところ、誰も文句を言うものは無い、との返答だった。もしかすると65万でも通ったのかもしれないが、ちょっとでも頑張ろうとした形跡があるか無いかは後々色んなところで効いてきそうだからこれで良かったのだろう。まあ、それにしても引越しの見積もりがこれだけ精神に来るものだとは知らなかった。いい勉強になった。

そしてさらに後日サカイの片平さんから電話がかかってきた。引越しはどのように相成ったかとの確認で、残念ながらアートに決まってしまったことを伝えると「後学のためにどのような内容で決まったのか教えて欲しい」と言われた。荷造りパックとエアコン工事付きでキッカリ50万です、と伝えると片平さんはちょっと絶句して「それはアートさん頑張りましたね…ウチではその値段は出せません」と素直に答えた。普通ウチならもっと下げられたのに残念でしたね、とか何とか嫌味の一つでもいいそうなものだが、ライバル業者がそう言うってことはあの50万という値段は3月下旬では本当にギリギリ一杯の値段だったのかもしれない。それでも普通の感覚から言えば全くおかしな値段設定だが。

いずれにせよ3月中旬から下旬に引っ越しなどするものでは無いこと、諸兄にお伝えしてこのクソ長くなった日記を締めくくりたい。

我々の苦労の結晶。