えらいと言われてる人が本当にえらいわけではないなあ、と近頃よく思う。
人をどうこうしてやろう(指導してやろう、導いてやろう)と考えて、実際そのように「自分が人を操作できるのだ」と考えて、己を高い者だと勘違いし、人に依って生きている人は全然えらくない。人が人を思うように導くということは不可能であるように僕には思われる。もし本当にそんなことが可能なのだとしたら、それはとんでもない悪だ。そもそも「良く」導くということが僕にはわからない。
一方、自分でやると思い極めて、プレイヤーとしてずっと前線で闘い続けてる人はえらい。年齢、貴賤を問わずえらい。いや、そのような人は老いれば老いるほどえらい。近頃はそのように思われる。
前者の立場にありながら、その立場を逃れて後者に脱皮したいと願っているのが僕だ。いい加減嫌になってくるぜ。