ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

メダカが赤ちゃんを産んだ

昨年10月に友人よりメダカ(ミユキメダカ)をもらった。大人のメダカと一緒にメダカの卵ももらって、卵はタッパーに入れてほったらかしてたところ次々に13匹ぐらい赤ちゃんが産まれた。
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大人と一緒にするのはあまり良くないのかなと思って大人は室内のガラス鉢で飼い、赤ちゃんの方は睡蓮鉢に入れて外に置いた。普通逆に大人の方を過酷な外に置くのかもしれないが、何故だかその時はそうした。多分容量の大きい睡蓮鉢に赤ちゃんを入れることになったもののの、その見た目が室内にフィットしなかったかのでやむを得ずそうしたのだと思う。赤ちゃん13匹中外の環境で越冬できたのはわずか4匹であった。それでも4匹冬を越せたのはすごいと思った。選ばれしZ戦士だと思った。Z戦士は冬の間中それほど大きくならなかったが、暖かくなってくるとどんどん成長してあっという間に大人になってしまった。

先月くらいに嫁さんから「睡蓮鉢のメダカが卵持ってる!」と言われた時はビックリした。どうやらZ戦士の中の1体がメスだったようだ。僕はもともと魚類にそんなに興味がなかったのでメダカが卵からかえって半年やそこらで卵を持つなんてとても知らなかった。魚類のスピード感えぐない?

メダカをもらった友人から、卵は他のメダカによって食べられてしまうこともある、と聞いていて嫁さんが卵救出作戦を敢行したがうまくいかなかった。

それで気がつくと卵はメスの体から離れてしまってどこかにいってしまい、しょうがないとほったらかしていたのだが、先日嫁さんから「メダカの赤ちゃんかえってる!」と再び驚きのLINEが写真付きで届いた。どうやら鉢の中に入れていた藻の中に卵を産みつけていたようだ。嫁さんは赤ちゃん救出作戦を敢行し、今度は無事10匹ほどの赤ちゃんを別の容器に移し替えることに成功した。嫁さんすごい。

嫁さんが救出したメダカの赤ちゃん。すごく小さいが右上の方にいるのがお分かり頂けるだろうか、

数日おいて見てみると、またまた先のメスのメダカ(Z戦士)が卵を持っていた。いやメダカどんだけ卵産むの?量感バグってない?
さらに嫁さんが救出した赤ちゃん以外に、2匹ほどZ戦士に混ざって睡蓮鉢で元気に泳ぐ赤ちゃんを見つけた。その2匹は救出した赤ちゃんよりも体格が立派で、Z戦士にあげたエサを我が物顔で食べていた。強い。
そいつらはそのままZ戦士と一緒にさせている。鍛えられるがいいと思う。

外の睡蓮鉢。この中で日々天下一武闘会が繰り広げられている。ウォーターマッシュルーム(水草)、レッドラムズボーン(タニシ)も随分増えた。真ん中あたりにメダカが見える。水はずっときれい。

産卵ラッシュは続いていて、このままだとウチもメダカをくれた友人宅のようにトロ舟でメダカを飼わなくてはいけないことになるので、嫁さんが近親者にメダカいらないか聞いてみたところ嫁さんのお母さんが興味を示した。無事に大人まで成長して、渡せるといいな。メダカを飼うのは全然難しくないのでお義母さんにも楽しんで頂けるだろう。

僕らも世話っぽい世話はほとんどしておらず、去年メダカをもらってから水は蒸発して減った分を足すだけで一度も入れ替えてない。土か砂利と適当な水草とタニシを入れておけば、それでも水は濁らずきれいなままだ。そうしてエサをあげるだけでほったらかしておいても卵を産む。
メダカが増えるのも楽しいし、水草が繁茂するのもなんだか嬉しい。実は僕はメダカ以上にガラス鉢の中に入れてるアヌビアスナナという水草が新芽を出すことを一番の楽しみにしている。

アヌビアスナナは寒さに弱いみたいなので室内にずっと入れてる。去年より3枚ぐらい葉っぱが増えた。室内のメダカはもともと5匹だったのが1匹どこかへ行った。

なお、卵を産んだのは外に出してあるメダカだけで、室内のガラス鉢にはメスっぽいのが1匹いるのだが一向に産む気配がない。嫁さんがちょっと調べてみたところメダカの産卵には日光が関係しているようだ。それもなんだかすごい。

太陽の力が無ければ子をなすことができない、それはなんだか侵すことのできない自然との契約のように僕には感じられた。

メダカも人間も自然に生かされている。