ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。不定期更新です。

メダカを飼い始めた

昨今、メダカがブームらしい。そう知ったのはメダカを飼い始めた後だった。別にそんなことどっちが先でもいいが、大事なことであるような気がしたので一応言っておいた。でも、どっちでもいいかもしれない。
とにかく、僕はメダカを飼い始めた。

僕が飼おうと言い出したのではない。僕は昔から魚類を飼うことには一向興味がなかった。言い出したのは嫁さんだ。

先月、兄の友人宅に遊びに行った。その友人はトロ舟、というのだろうか、コンクリを混ぜる用の棺桶みたいに馬鹿でかいプラスチック製の容器でたくさんのメダカを飼っていて、遊びに行かせてもらうたび、メダカを勧めてくる。僕も興味が無いし、いやメダカより酒を飲もう、ということで毎度いつの間にかその話はうやむやになってしまうのだが、その日は初めて嫁さんが飼ってみたいと反応した。
いつも適当に返事をしているから、気を使ってそのように言ってるのかと思ったが、その数日後、何かの帰りにメダカの水槽を見にコーナンへ寄りたいと嫁さんが言い出したので僕はびっくりした。
こいつぁ、マジだぜ……

メダカを飼うことを拒否することを拒否する、何かdeterminationというのだろうか、断固たる決意(スラムダンク25巻参照)みたいなものが嫁さんから発せられていたので、僕は逆らわずガラス製の大きな鉢をコーナンで買って帰ることにした。

そうして日を置いて、友人宅にメダカを取りに行った。友人は随分上機嫌で、メダカ5匹と最近産卵したばかりというメダカの卵、さらに水草とレッドラムズボーンというタニシまでくれた。先も言ったが僕はメダカなど飼ったことがないので世話について聞いたが、とにかく砂利なり土なりを入れて、草を入れて、タニシを入れておけば、後は蒸発分の水を足すだけでよい、とのことだったので、持って帰ってその通りにした。

卵はタッパーに入れたまま、ほったらかしていたが、気がつくと赤ちゃんが生まれていた。顕微鏡で見なければわからないぐらい小さかったが、見つけた時、少しだけ感動した。そのまま次々と、恐らく13匹ほど生まれて、タッパーからバケツに移したが、バケツでは何となく味気なくかわいそうだったので、外で飼うように睡蓮鉢を新しく買うことにした。
ついでに睡蓮も買おうかと思ったが、育てて花を咲かせるのが激しく面倒くさそうだったので睡蓮はやめて、アヌビアスナナという、名前だけやたらかっこいい水草を買ったが、こちらは外での越冬ができない水草だったので、室内のガラス鉢に入れることにし、逆に友人に頂いたウォーターマッシュルームを睡蓮鉢に入れた。

小さすぎてメダカの姿は確認できないが10匹程度入っている。あとタニシもいる。そのおかげか水はきれいなままだ。ウォーターマッシュルームはどんどん増えてくるみたいでこれから楽しみである。

メダカをもらって3週間ほど経ったが、今のところガラス鉢の底面の仕上げが悪くてガタガタすること以外特に何の問題もなく、水も大変きれいでメダカも元気に泳いでいる。毎朝1回のエサやりが、ここのところの楽しみになっている。

日中はまだ温かいので晴れの日の朝はガラス鉢を外に出す。外の方がメダカも嬉しそう。右側に小さく赤茶色に見えるのがレッドラムズボーン。

メダカって結構いいじゃん。



その8ケ月後メダカが卵を産んだ。↓
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